「ヤンキース10-1オリオールズ」(26日、ニューヨーク) ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が5試合連発となる58号アーチを放った。 7点リードの七回、1死一塁からフォーシームを完璧に捉えると、打球は美しい放物線を描いて左中間のブルペ…

 「ヤンキース10-1オリオールズ」(26日、ニューヨーク)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が5試合連発となる58号アーチを放った。

 7点リードの七回、1死一塁からフォーシームを完璧に捉えると、打球は美しい放物線を描いて左中間のブルペンに飛び込んだ。滞空時間が長く、ジャッジもゆっくりと一塁ベースへ走り出す。スタンドからは大歓声が降り注ぎ、MVPコールもわき起こった。ベンチでは感情を爆発させ、白い歯をこぼした。

 ジャッジは25日の同戦で九回に57号3ランを放って4戦連発をマーク。キャリア初となる140打点の大台を超えていた。8月25日のロッキーズ戦で2本塁打を放ち、131試合で51本塁打で年間63本ペース。22年に自身が記録したア・リーグ最多62本塁打を上回っていたが、そこから急ブレーキ。今月13日のレッドソックス戦まで自己ワースト記録となる16試合連続ノーアーチを記録していた。

 シーズン最終盤、そしてポストシーズンに向けて状態を上げてきているジャッジ。5試合連続弾は今季初で、MLBキング独走となるアーチだった。

 チームはオリオールズに大勝で2年ぶりの地区優勝を達成。勝利の瞬間、ジャッジはセンターで白い歯をこぼした。そしてマウンドにできた輪の中心に入り、喜びを爆発させていた。