「男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン」(26日、有明テニスの森公園) 男子シングルス1回戦が行われ、6年ぶりの出場となった元世界ランク4位で現200位の錦織圭(34)=ユニクロ=は、元3位で現212位のマリン・チリッチ(35)=…

 「男子テニス・木下グループ・ジャパン・オープン」(26日、有明テニスの森公園)

 男子シングルス1回戦が行われ、6年ぶりの出場となった元世界ランク4位で現200位の錦織圭(34)=ユニクロ=は、元3位で現212位のマリン・チリッチ(35)=クロアチア=を6-4、3-6、6-3で撃破。フルセットの激闘を制し、2回戦に進んだ。

 錦織は18年大会以来の出場となったジャパン・オープン初戦で、因縁のベテラン対決を制し、日本のファンの前で健在ぶりをアピールした。

 第1セットは、4-4で迎えた第9ゲームでブレークを奪い、そのまま1セット先取。第2セットは落としたものの、最終第3セットは一進一退の攻防から第6ゲームにブレークに成功し、2時間超の勝負を制した。

 チリッチは10年前の14年全米オープン決勝で対戦し、敗れた相手。膝の手術を経て復帰したが、直前まで行われていた杭州オープンで優勝し、世界ランク777位から212位まで上昇してきた。近年はともにけがからの復活を期す因縁の好敵手とあって、錦織は「気持ちは入るかもしれない。(直近2試合は)自分が攻めていて、それが癖になって急ぐ気持ちが出た。落ち着いてプレーしたい」と意気込んでいた。