「広島4-6ヤクルト」(26日、マツダスタジアム) 逆転でのCS進出を目指す4位・広島が9月4度目の4連敗で、同月4勝18敗となった。1日時点で今季最大となる14あった貯金は消え、ついに5月7日以来の借金生活に突入。最下位・ヤクルトに連敗…

 「広島4-6ヤクルト」(26日、マツダスタジアム)

 逆転でのCS進出を目指す4位・広島が9月4度目の4連敗で、同月4勝18敗となった。1日時点で今季最大となる14あった貯金は消え、ついに5月7日以来の借金生活に突入。最下位・ヤクルトに連敗し、勝利への道筋が見えない。

 先発・床田は今季自己ワーストの5回8安打6失点で8敗目を喫した。初回に村上にバックスクリーンへの先制2ランを被弾。五回には小園の適時失策から傾くと、村上、山田、丸山和に適時打を食らって一挙4点を失った。左腕はこれで自身3連敗となった。

 打線は0-6の五回に矢野が反撃ののろしを上げる右前への2点適時打。七回には小園の中前適時打でさらに1点を返した。チームとしても2戦連続で2桁安打を記録した。ただ、大量得点に結びつくことはなく、反発力に欠けた。

 これで9月は4勝18敗。月間18敗は1993年9月以来31年ぶりで、球団の月間ワースト記録である19敗に王手がかかった。1日時点では首位に位置づけ、貯金も今季最大となる14となっていたが、大失速で5月7日以来の借金生活に突入することになった。

 歴史的失速の惨状にスタンドは前日に続いて、空席が目立つ状況。五回にミスから失点が重なると、スタンドのファンからは「ピリッとせぇや!」という怒号も飛んだ。