ヤクルトが24日、高津臣吾監督(55)の来季続投を発表した。今年が2年契約の最終年で、新たに1年間の契約延長で合意。この日に至るまで複数回、球団幹部らとの話し合いの場が設けられ、来季6年目のシーズンで巻き返しを目指す。 今季は開幕から故障…

 ヤクルトが24日、高津臣吾監督(55)の来季続投を発表した。今年が2年契約の最終年で、新たに1年間の契約延長で合意。この日に至るまで複数回、球団幹部らとの話し合いの場が設けられ、来季6年目のシーズンで巻き返しを目指す。

 今季は開幕から故障者が続出するなど、上位争いに食い込むことができなかった。昨季は5位に沈み、今季も現在最下位と低迷。2年連続で苦戦を強いられているが、球団はその中でも新たな若い力が育ちつつある現状を評価。「指導力、育成力に対する信頼は揺らぐことはなく、再びチームを立て直すためにはその力が必要」と続投要請に至った理由を説明した。

 来季に向けての課題は山積みだ。高津監督も敗因は「1つや2つではない」と話しており、先発陣を含めた投手陣の整備、故障者が続いた現状から目を背けることなく来季を見据えていくことになる。球団を通したコメントで「チームを再建するのは簡単なことではありませんが、身を削る思いで努力します」と決意。覇権奪回を誓い、来季は笑顔の多いシーズンにしたい。