◆陸上 日本学生対校選手権 第3日(21日、神奈川・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu) 男子5000メートル決勝が行われ、創価大のスティーブン・ムチーニ(2年)が13分52秒25で優勝した。2位は早大の伊藤大志(4年)で1…
◆陸上 日本学生対校選手権 第3日(21日、神奈川・Uvanceとどろきスタジアムby Fujitsu)
男子5000メートル決勝が行われ、創価大のスティーブン・ムチーニ(2年)が13分52秒25で優勝した。2位は早大の伊藤大志(4年)で14分5秒82、3位は東海大の草刈恭弓(3年)で14分7秒36だった。東大の秋吉拓真(3年)が14分12秒25で5位と健闘した。
兵庫・六甲学院高出身の秋吉は2022年に東大理科1類に現役合格。現在は工学部機械情報工学科で学ぶ。1500メートル(3分48秒33)、5000メートル(13分53秒28)、1万メートル(28分49秒27)、ハーフマラソン(1時間3分17秒)の4種目で東大記録を持つ文武両道ランナーだ。
この日、秋吉は第2集団でレースを進め、残り1周で3位に浮上。「早大の伊藤さんを抜いて2位までいってやろう、と思ってラストスパートしましたが、甘かった。逆に2人に抜かれてしまい、まだまだ、力不足です」と日本学生5位入賞という結果にも満足することなく話した。
次のビッグレースは、箱根駅伝予選会(10月19日、東京・立川市)。第101回箱根駅伝は、予選会で敗退したチームの選手で編成される関東学生連合チームが2年ぶりに編成され、オープン参加する。「予選会は今年で一番、大きな目標です。東大として突破を目指すことが大前提ですが、その一方で、個人の目標としては今の力を100%発揮して、日本人トップ争いに加わることです。箱根駅伝に出場したい」と秋吉は意欲的に話す。秋の立川から新春の箱根路へ。文武両道ランナーの挑戦は続く。
◆秋吉 拓真(あきよし・たくま)2003年5月23日、兵庫・西宮市生まれ。21歳。六甲学院高1年から陸上を始め、3年時に県大会5000メートル9位。22年、東大理科1類に現役合格。現在は工学部機械情報工学科3年。「将来はモノ作りに携わりたい。ただ、陸上も限界までやりたいので、実業団にも興味があります」。173センチ、55キロ。