「ドジャース-カブス」(11日、ロサンゼルス) ドジャースの大谷翔平選手は二回の第2打席で四球を選んで出塁。1死後、48個目の盗塁を決めた。相手左腕の牽制球にはスタンドから大ブーイングがわき起こる中、鮮やかにスチールを決めた。 初球をスイ…
「ドジャース-カブス」(11日、ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平選手は二回の第2打席で四球を選んで出塁。1死後、48個目の盗塁を決めた。相手左腕の牽制球にはスタンドから大ブーイングがわき起こる中、鮮やかにスチールを決めた。
初球をスイングしていった大谷。2球目、3球目と見極めバッティングカウントに持ち込んだ。4球目のカーブにも手を出さず、カウント3-1。ここで低めの変化球を見極めて一塁へ歩き出したが、判定はストライク。思わず驚きの表情を浮かべたが、タイムをとって気持ちを切り替えた。6球目、再び同じような低めのゾーンを見極めて四球で出塁した。
1死後、フリーマンの打席で鮮やかに二盗を決めた大谷。さらにフリーマンが放った左中間寄りの中飛でタッチアップし三塁を陥れた。ユニホームは泥だらけになりながらも、チームの3連敗阻止へ全力プレーを敢行した。得点にはつながらなかったが、ベンチに戻ると額からは大粒の汗がにじんだ。
三回の第3打席では2死二、三塁から中前へ貴重な2点適時打。ナ・リーグトップの104打点となり、2冠に立った。ベンチに戻る際には肩で息をする様子も見受けられた大谷。三回で3打席に立ち、グラウンドを走り回ったことでさすがに疲労の色がにじんだ。
初回の第1打席は右中間へ弾丸ライナーでたたきこむ47号先頭打者アーチを放った大谷。打球速度は190キロ超をたたきだす異次元の一発で、チームの1イニング4発逆転劇を呼び込んでいた。