福島県は9日、パリ・パラリンピック車いすラグビーで日本代表の金メダル獲得に貢献した橋本勝也選手(22)=日興アセットマネジメント=に、県民栄誉賞を与えると発表した。 橋本選手は三春町出身。19歳で挑んだ2021年の東京パラリンピックでは出…
福島県は9日、パリ・パラリンピック車いすラグビーで日本代表の金メダル獲得に貢献した橋本勝也選手(22)=日興アセットマネジメント=に、県民栄誉賞を与えると発表した。
橋本選手は三春町出身。19歳で挑んだ2021年の東京パラリンピックでは出場機会に恵まれなかった。その後、当時勤務していた三春町役場を退職し、競技に専念していた。今大会はチーム最年少ながら、79得点を記録し、金メダル獲得に大きく貢献した。
内堀雅雄知事はこの日の定例会見で、「主力の重責を担いながら、勝利に向け最後まで全力でプレーする姿は多くの県民に感動と勇気を届けてくれた」とたたえた。
県民栄誉賞は登山家の田部井淳子さん、チェアスキーでソチ冬季パラリンピック金メダルの鈴木猛史さん、プロペラ飛行機の世界大会「レッドブル・エアレース」で年間総合優勝を果たした室屋義秀さん、俳優の西田敏行さんに続いて5人目。(滝口信之)