静岡県藤枝市などで7月26日~8月1日に開かれた第50回全国自治体職員サッカー選手権大会で、藤枝市役所サッカー部が史上最多を更新する8大会連続35回目の優勝を飾った。市が「サッカーのまち100周年」の年に誘致した節目の大会で全国274チー…
静岡県藤枝市などで7月26日~8月1日に開かれた第50回全国自治体職員サッカー選手権大会で、藤枝市役所サッカー部が史上最多を更新する8大会連続35回目の優勝を飾った。市が「サッカーのまち100周年」の年に誘致した節目の大会で全国274チームの頂点に立ち、100周年の記念に花を添えた。
大会には、前回優勝で予選が免除された藤枝市役所チームを含め、予選を勝ち抜いた48チームが参加した。
藤枝市役所は初戦の2回戦で横浜市役所を相手に3―1で退けると、3回戦の千葉県庁戦で5―0、準々決勝の宇都宮市役所戦で2―1、準決勝の習志野市役所(千葉県)戦で1―0と勝ち上がった。
藤枝総合運動公園サッカー場に甲府市役所を迎えた決勝戦では、スコアレスのままPK戦に突入、5―3で競り合いを制した。
市役所サッカー部は1959年の創部で、65年の歴史を誇る。現在は選手25人と監督らスタッフ6人の計31人で構成。選手の中にはプロ経験者も1人いる。
全体練習は週に6日間で、通常業務の終了後、1日に1時間半程度、市内の小中学校の校庭などで行う。渡辺航平主将によると、大会に参加する市役所のサッカー部としては、豊富な練習量を誇る。
藤枝東高出身の選手も多く、サッカーのまちを象徴するチームだ。市内出身で、日本代表チームで長く主将を務めた長谷部誠さんも市内で開かれた先日のイベントで、同校時代の思い出話として、大学卒業後に市役所サッカー部でプレーしようと思っていた旨を明かしていた。
同大会には第1回大会から、全国で唯一50回連続出場している。沖縄県で来年開かれる大会でも36回目の優勝を目指す。
渡辺航平主将(河川課勤務)は今大会を振り返り、「苦しい試合が多かったけれど、ベンチ入りの選手やスタッフを含め、一人ひとりが責任感を持って戦った結果です」と話した。(林国広)