「ロッテ6-1オリックス」(11日、ZOZOマリンスタジアム) 9回を投げきり、マウンドで笑みがこぼれた。ロッテ・種市が9回96球を投げ、2安打1失点で本拠地初完投勝利。「毎試合完投は目指している。自信にもなったし、残りの試合でも完投でき…

 「ロッテ6-1オリックス」(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 9回を投げきり、マウンドで笑みがこぼれた。ロッテ・種市が9回96球を投げ、2安打1失点で本拠地初完投勝利。「毎試合完投は目指している。自信にもなったし、残りの試合でも完投できるように頑張りたい」と気持ちよさそうに汗をぬぐった。

 立ち上がりから絶好調だった。四回までわずか1安打に抑え、無失点。五回には安打と犠飛で1点を与えたが、安定の投球を続けた。わずか96球で試合を締めくくり「変化球を低めに集めた。立ち上がりから9球だったので、序盤から完投したいと思って投げていた」と振り返った。

 今季7勝目。完璧な投球に見えたが、「本当は完封したかったんですけど…」とさらに高みを目指す。「次はマダックスできるように頑張りたい」。志が高い右腕が、勝ちを呼び込む。