パリオリンピック(五輪)卓球女子団体で銀メダルを獲得した日本代表の石田大輔コーチがインスタグラムを更新。日本のチームワークの良さを示すエピソードを明かした。石田コーチは、表彰式で早田ひな(24=日本生命)、張本美和(16=木下グループ)、平…
パリオリンピック(五輪)卓球女子団体で銀メダルを獲得した日本代表の石田大輔コーチがインスタグラムを更新。日本のチームワークの良さを示すエピソードを明かした。
石田コーチは、表彰式で早田ひな(24=日本生命)、張本美和(16=木下グループ)、平野美宇(24=木下グループ)と補欠で同行していた木原美悠(20=木下グループ)が銀メダルをかけてピースサインで収まる1枚を投稿。
この写真には秘話があり、それを石田コーチが説明した。
「表彰式。ひながリュックにシングルスのメダルあるから、持ってきてください!って連絡きて…」
石田コーチは早田から、早田がシングルスで獲得した銅メダルを持ってくるよう依頼されたという。その時には目的がわからなかったようだが、その後の光景を見て、早田の狙いを認識した。
「表彰台見て、なるほど、木原にメダルをかけて美宇ちゃん、美和ちゃんと4人で一緒に写真撮りたかったんや~(団体戦のメダルは3つでリザーブにはないので足りなかったんです。)」と続け、補欠として帯同し、チームを支えた木原に銀メダルをかけた写真を取るためだったと明かした。この時、早田はシングルスの銅メダルをかけ、銀メダルは木原にかけられた。
石田コーチは「技術だけでなく、心も優しい立派なアスリートになってくれて」と涙顔の絵文字を付けて、早田の成長とチーム日本の結束の強さを喜んだ。
このエピソードにはファンからも「リザーブをやった人はちゃんとリザーブの人の気持ちがわかる!!素晴らしい」、「リザーブを経験してるからわかる事もあるのかなと思ったりもしました。4人でメダルかけての表彰台での写真とてもいいです」、「そのエピソードだけでも泣けちゃうじゃないですか!ストイックでそして感謝の気持ち、人を思いやる気持ち…正真正銘のトップアスリートですよね」などとコメントが寄せられている。