スケートボードの女子パークの表彰台には、銀メダルの日本代表の開心那とともに、日本にゆかりのある2選手が上がった。 初出場で金メダルをさらった14歳、アリサ・トルー(豪)と、2大会連続で銅メダルを手にした16歳、スカイ・ブラウン(英)だ。 …

 スケートボードの女子パークの表彰台には、銀メダルの日本代表の開心那とともに、日本にゆかりのある2選手が上がった。

 初出場で金メダルをさらった14歳、アリサ・トルー(豪)と、2大会連続で銅メダルを手にした16歳、スカイ・ブラウン(英)だ。

 日本人の母を持つトルーは、「初めての五輪で緊張はした」と語りつつ、「友だちと一緒に楽しむだけだと思っていた」という。

 岐阜市出身の母の愛子さんによると、アリサの漢字名は「愛理沙」。住んでいるゴールドコーストにはスケートパークが多いといい、友だちにメッセージを送って、パークに集まるのが日課だ。

 「みんな楽しくスケボーをするお友だち。本当に、賞をとろうとか、メダルをとろうとか、全然思っていない。楽しく毎日スケートボードをしていたら、ここにこられた」と愛子さん。

 宮崎県出身のブラウンも母が日本人で、3選手が並んだ記者会見では「日本の文化は好き」。3人とも同年代とあって、インスタグラムなどを通じて連絡を取り合う。良い演技にはハグをし、たたえあっていた。(照屋健)