柔道男子100キロ級でウルフ・アロン(28)の大会2連覇はならなかった。 準々決勝で世界ランク2位のイリア・スラマニゼ…
柔道男子100キロ級でウルフ・アロン(28)の大会2連覇はならなかった。
準々決勝で世界ランク2位のイリア・スラマニゼ(ジョージア)と対戦。50秒ですみ返しで技ありを奪われ、敗れた。
2021年東京五輪後の約半年は活動を休止。22年春から本格的に稽古を再開したが、勝てない日が続いた。代表内定は柔道日本勢で最も遅い今年2月だった。
この日の初戦は1分過ぎに合わせ技で一本勝ち。2戦目も内股で鮮やかな一本を奪うなど調子を確実に上げていた。ただ、敗者復活戦も延長2分47秒、内股すかしで一本負け。2大会連続でのメダル獲得も逃した。
東京五輪からの3年間については「最大限やった。悔いはない」。次の五輪に関して「これ以上続けることはない」と話した。(塩谷耕吾)