卓球の「WTTコンテンダー ザグレブ」は9日、女子シングルスの決勝が行われる。世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は同8位の張本美和(木下グループ)と対戦する。◆早田ひな、孫穎莎も評価した成長の跡「勝てて幸運だった」 世界女王が見せた振…

卓球の「WTTコンテンダー ザグレブ」は9日、女子シングルスの決勝が行われる。世界ランキング5位の早田ひな(日本生命)は同8位の張本美和(木下グループ)と対戦する。

◆早田ひな、孫穎莎も評価した成長の跡「勝てて幸運だった」 世界女王が見せた振る舞いも注目「握手の際にラケットで……」

■日本勢がベスト4を独占

今大会は中国勢が不参加のなか、早田が第1シード、張本美が第3シードとして優勝候補に挙がった。そんななか、第2シードで世界7位のシン・ユビン(韓国)が1回戦で木原美悠(木下グループ)に敗れたことで、日本勢が優位に立った。

準決勝に早田、張本美のほか、平野美宇(木下グループ)、木原が勝ち上がったことで日本勢がベスト4を独占。早田は平野とのフルゲームを逆転で制し、張本美は木原をストレートで下し決勝まで進んできた。

早田はすでに張本智和(智和企画)と組んだ混合ダブルスで優勝を決めており、2冠に向けて期待がかかる。早田はシングルスでは昨年10月の「WTTコンテンダーアンタルヤ」以来の優勝を狙い、張本美は昨年6月の「WTTコンテンダー チュニス」以来のWTTシリーズ優勝を目指す。

WTTシリーズでは両者の対戦成績は早田の3勝。国内の戦いでは昨年11月の第6回パリ五輪選考会の決勝で張本美が9度目の対戦にして初勝利し優勝。今年の全日本選手権の決勝では早田がストレート勝ちでリベンジに成功している。

現時点での世界ランキング日本女子の上位2名によるタイトル争いとなった今大会。早田が2冠を達成するのか、15歳の張本美がエースに土をつけるのか。パリ五輪でも共闘する両者の対戦に注目が集まる。

◆早田ひな、孫穎莎も評価した成長の跡「勝てて幸運だった」 世界女王が見せた振る舞いも注目「握手の際にラケットで……」

◆東京五輪金・陳夢と激闘の張本美和が最大の収穫「正直4回目の対戦で……」 パリでの団体金を狙う“最強トリオ”の現在地

◆平野美宇、世界9位の難敵撃破を中国メディアが評価「重要な場面で冷静さを保った」 伊藤美誠超えのトップ10復帰を予想