23日開幕の杭州アジア大会(中国)に臨むバスケットボール男子日本代表が19日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開した。初代表でNBAの若手養成機関「グローバルアカデミー」に所属する18歳のパワーフォワード・川島悠翔らが汗を流した。

 川島は今春、福岡大大濠高を中退し、グローバルアカデミーに進んだ。日本が五輪出場権を獲得したW杯期間は活動拠点のオーストラリアに滞在。アカデミーの同僚らと観戦した“完全アウェー”のオーストラリア戦以外は映像が視聴できない環境だったが、記録速報を追いながら応援した。「すごい感動した。河村選手や富永選手だったり、若い世代の方々が活躍されているのを見て、自分も同じような舞台に立って歴史をつくりたいなって思いになった」と刺激を受けた。

 身長200センチの有望株は、24年パリ五輪も明確に意識する。「しっかり狙っていきたい。年齢は関係ないという気持ちでやりたい」と言い切った。今大会はW杯メンバーは不在。来夏に向け、存在をアピールする絶好の機会だ。「せっかくいただいたチャンスなので、しっかり自分のものにしていきたい」と表情を引き締めた。