<東北カップ:福島ファイヤーボンズ83-62青森ワッツ>◇18日◇3位決定戦◇福島・宝来屋郡山総合体育館

ホーム開催の東北カップを勝利で締めくくった。福島が青森を21点差の大差で下し、16年の第5回大会以来となる3位入賞。会場を紫に染めるブースターの大応炎に応えた。

第1クオーター(Q)を14-22。エンリケ・スニガSVHC(スーパーバイジングヘッドコーチ、47)は「彼らは怠けていた」。集中力に欠け、相手に得点を許した。「あんまりやりたくなかったが喝を入れました。モチベーションを上げるしかなかった」。普段はめったに出さない大声で選手らを一喝した。

指揮官の一喝が効いたのか、第2Q早々に追いつくと、壮絶な点の奪いあいを制し、42-40で前半を折り返した。後半は青森をどんどん突き放し、指揮官は「後半は(前半とは)全く違う、すごい良いチームになった」とうなずいた。

B2開幕まで3週間を切った。ホーム開幕は10月14、15日、同じアリーナで熊本ヴォルターズを迎え撃つ。悲願のB1昇格を成し遂げるため、「シンカ」を続ける。【濱本神威】