<高校野球秋季宮城大会:仙台育英5-2東北>◇18日◇2回戦◇仙台市民球場
今春センバツ出場の東北が、同夏甲子園準Vの仙台育英に2-5で敗れ、来春センバツ出場が絶望的となった。両校の対戦は今秋県大会中部地区予選3回戦以来で、前回は3-8で敗れていた。佐藤洋監督(61)は「投手の球が速いということで『コンパクトに』をテーマにしていたが、それでもいいピッチャーになれば打てない。ストライク、ボールの見極めもできるようになったが、相手が1枚も2枚も上ということですかね」と振り返った。
試合はエース進藤愛輝投手(2年)が先発し、0-0の2回に適時失策と適時打で2点を先制された。さらに3回1死一、二塁、仙台育英・湯浅桜翼(おうすけ)内野手(2年)に左越え3点本塁打を浴び、大量リードを許した。
進藤は3回5失点で降板したものの、以降は3投手の救援陣が無失点。打線は6回まで2安打と封じられたが、7回1死満塁で遊ゴロの間に1得点。8回は適時失策で3点差としたが、反撃はここまでだった。守備は5失策と崩れた。佐藤監督は「緊張ですかね…。育英戦というプレッシャーとセンバツが懸かっているプレッシャーの中で、自分の力が発揮できなかったということですかね。進藤が崩れたところのダメージも大きい」と話した。