プロバスケットボールの男子Bリーグの日本一を決めるチャンピオンシップ(CS)決勝は、27日から横浜アリーナで行われる。2戦先勝方式で、レギュラーシーズン過去最高勝率(53勝7敗)をマークした東地区1位の千葉と西地区1位の琉球が戦う。

 26日は会場での記者会見で、両チームの監督、選手が登壇。2年ぶり決勝進出となった千葉Jは、天皇杯、地区優勝に続く史上初の“3冠”獲得を目指す。

 日本代表でポイントガードの富樫勇樹は「優勝に向けて、このチームに対してかなり自信がある。でも、何があるか分からないのがCSだと思っているので、油断なく戦いたい。長いシーズン、チームでたくさんの時間を過ごしてここまでこれているので、仲間を信じてやりたいなと思う」と意気込みを語った。

 準決勝後の会見で、決勝戦について「普通にやれば勝てる」と発言した富樫。改めて、真意について問われると「もちろん、まずチームとしてすごく自信があるという意味です。自分たちの実力をしっかり出せたら勝てるという自信がある。でも、ファイナルの空気感と、この会場でいつも通りのプレーするのは簡単じゃない。僕も知ってますし、去年の経験で琉球さんも知っている中の試合なので、そこらへんも込めて」と説明した。

 さらに「聞き取られる方の自由なので、それは。そこは良い意味でお互いのブースター(ファン)も試合に向けてちょっと熱が高まれば。別にそういう意図があって言ったわけではないが、それはそれでいいのかなと。選手たちがコートの上で最高のパフォーマンスをすることが一番かなと思います」と話した。

 一方で、「レギュラーシーズン最高勝率チームは優勝できない」「天皇杯優勝チームはリーグチャンピオンになれない」といったジンクスも。シューターの原修太は「ファイナルに来れてうれしい。富樫と同じ自信はある。変なジンクスがあるらしいですけど、破って優勝したい」と気合いを入れた。

 決勝は27日に第1戦、28日に第2戦が行われ、1勝1敗に並んだ場合は、30日に第3戦が実施される。