◆大相撲 ▽夏場所13日目(26日、東京・両国国技館)

 先代時津風親方の長男・木竜皇(立浪)が幕下優勝を決めた。同じ6戦全勝で迎えた元幕内・大翔丸(追手風)との対決を押し出しで制し、7戦全勝で今場所の幕下を制した。「優勝したことがなかったので、めちゃくちゃうれしいですね。(相手は)格上なので、思い切りいきました」。

 木竜皇は元幕内・時津海の先代時津風親方の長男。中学時代から寮生活を送り、柏市立柏第二中時代に全国優勝を経験。高校は青森の名門・三本木農高で活躍した。高校卒業後は、父が師匠の時津風部屋に入門する話もあったが、直前に父が不祥事で相撲協会を退職。中学時代からの縁で立浪部屋に、弟の春雷とともに入門し、2021年夏場所で初土俵を踏んだ。