◇シニアメジャー第2戦◇キッチンエイド全米シニアプロ選手権 初日(25日)◇フィールズランチイースト(テキサス州)◇7193yd(パー72) 2023年のシニアメジャー第2戦が開幕し、初出場の宮本勝昌が7バーディ、1ボギーの「66」をマ…

宮本勝昌がシニアメジャーで好スタートを切った

◇シニアメジャー第2戦◇キッチンエイド全米シニアプロ選手権 初日(25日)◇フィールズランチイースト(テキサス州)◇7193yd(パー72)

2023年のシニアメジャー第2戦が開幕し、初出場の宮本勝昌が7バーディ、1ボギーの「66」をマークして6アンダーの2位で滑り出した。レギュラーツアーのメジャーで3勝を挙げた首位のパドレイグ・ハリントン(アイルランド)を2打差で追う。

インスタートの2組目で、ロケットスタートを決めた。難度の高い出だし10番。2打目でバンカーの奥にあるグリーンの狭いエリアに切られたピンを果敢に攻め、手前から4mを沈めていきなりのバーディから3連続。早朝の恵まれたコンディションで「風もなかった。(選んだ番手が)7番アイアンだったので」と謙遜したが、紛れもないスーパーショットで勢いづいた。

ホールアウト後には公式会見にも出席。英語で乗り切った!

メジャー出場経験はこれまで「全英オープン」だけで、米国では今回が初めて。「緊張しましたね。でも、どんな試合でもナーバスになる。来週の(国内ツアー)日本ツアー選手権でも、きっと1番は緊張する」と何十年と踏んできたスタートホールのティイングエリアだ。

中盤にかけてリーダーボードに掲示された赤字(アンダーパー)がどんどん増え、「気持ちよかったです。(爪痕ではなく)“ひっかき傷”は残せたかな」と笑顔。「日本人4人の中で僕が最初にティオフした。名前がリーダーボードに載ることで『宮本が頑張れるんなら、俺たちも…』となるんじゃないかと。みんなで良い方向に、順調に行けばと思います」と“チームジャパン”での戦いを強調した。

リーダーボードの上部にMIYAMOTO

同じくシニアメジャー初出場の藤田寛之が4バーディ、2ボギーの「70」で回り、2アンダーの18位で初日を終えた。

深堀圭一郎は2バーディ、3ボギー。「ロケーションと厳しいピン位置、風に繊細になりすぎて、体が反応してしまう難しさがあった」と悔しそう。

午後にプレーした兼本貴司は上がり2ホールで連続バーディを決めて深堀と同じ「73」。ともに1オーバーの54位で2日目を迎える。

宮本勝昌が初日に6アンダーをマークした おねがい、とまって。 ゴルフが好きで好きで ハリントンは前週レギュラーツアーの「全米プロ」で4日間を戦ったばかり