第95回記念選抜高校野球大会第8日の26日、天候不良で3回戦3試合が27日に順延された。第2試合で高知と対戦予定だった専大松戸(千葉)の選手は阪神甲子園球場の室内練習場で約1時間半調整し、次戦に備えた。
調整後の取材によると、打撃練習では投手陣が相手投手の球種やコースに投げ、ゴロの捕球など守備練習もしたという。
大森准弥主将(3年)は「公式戦の雨天中止は初めてだが、気持ちを切らさずに対策できた。リラックスして明日に臨みたい」。宿舎では一つの部屋に集まり、初戦のネットの反応を共有したり、日本が優勝したワールド・ベースボール・クラシックの話をしたりしていると明かした。
持丸修一監督は「休養できて平野(投手)のためにも良かったが、次は継投を視野に入れている。高知の好投手の落ちるスライダーをどう見極めるかがポイントになる」と分析した。(宮坂奈津)