<大相撲三月場所>◇千秋楽◇26日◇大阪・エディオンアリーナ大阪

 十両十四枚目・落合(宮城野)は、十両筆頭の朝乃山(高砂)に大熱戦の末、上手投げで敗れた。新十両として臨んだ今場所の千秋楽で、元大関相手に大健闘。館内は熱気に包まれ、相撲ファンからは「落合これから楽しみだね」といった今後に期待する声が続々と寄せられた。

【映像】敗れた落合が悔しそうな表情を浮かべる瞬間

 幕下15枚目格付け出しデビューを果たした令和5年(2023年)一月場所で7戦全勝優勝を遂げ、史上最速・昭和以降初の所要1場所での十両昇進を決めた落合。新十両として臨んだ今場所は、ここまで10勝4敗としっかり勝ち越しを決めている。一方の朝乃山は大関経験者。先場所は14勝1敗で十両優勝を果たしている。

 朝乃山は“令和の怪物”落合との初顔合わせ。土俵際に追い込まれて“ヒヤリ”とする場面もあったが、最後は上手投げで熱戦を制した。13勝2敗で今場所を終え、来場所の幕内復帰がほぼ確実となった。一方、もう一歩のところで相手を崩せなかった落合は敗れた瞬間、土俵上で思わず悔しそうな表情を浮かべた。

 この取組を受け、視聴者からは「これはいい相撲」「最高やな」「すごかったー」といった声が届いたほか、善戦した落合に対し「落合これから応援するよー」「落合つええええええ」「有望すぎる」など今後を期待するコメントも続々と到着していた。

 なお、14勝1敗という成績で十両三枚目・逸ノ城(湊)が十両優勝を決めている。
(ABEMA『大相撲チャンネル』)