◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(4日)◇ペブルビーチGL(6972yd、パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd、パー72)、モントレーペニンシュラCC(6934yd、パー71)2打差6位から出た小平智も、ラウンドが…

強風に苦戦。上位から一転して予選通過を目指す(Ezra Shaw/Getty Images)※写真は大会初日

◇米国男子◇AT&Tペブルビーチプロアマ 3日目(4日)◇ペブルビーチGL(6972yd、パー72)、スパイグラスヒルGC(7041yd、パー72)、モントレーペニンシュラCC(6934yd、パー71)

2打差6位から出た小平智も、ラウンドが順延となったレベルの強風に翻弄された。2番で3パットボギーの直後、3番(パー3)で7mほどのミドルパットを流し込んでバウンスバック。7番(パー3)は4パットのダブルボギーを喫し、パー5が3つあるモントレーペニンシュラCCのインコースで巻き返しを狙ったが、ここからが壮絶だった。

最も海に近いエリアでもあるインコースの序盤4ホール。全体のスタートが1時間早められる理由にもなった予報通りの強風が吹き始めたのは、ちょうど小平が折り返していったタイミングだった。

10番(パー5)のティイングエリアで軽いフォローを感じていたはずの風は、セカンド地点で猛烈なアゲンストに。3Wで左へミスした2打目がロストボールとなり、再びダブルボギーをたたいた。

11番(パー3)こそ何とかグリーンを捉えてパーで切り抜けるも、12番は「600ydのパー5が800ydくらいに感じた」ほどのアゲンスト。左ラフからレイアップした後の3打目でウッドを握っても距離が残り、4打目も傾斜で手前にこぼれるなど、ハーフターンから3ホールで2つ目のダブルボギー。やはりアゲンストの中で低弾道を駆使してグリーンを狙った13番でもスコアを落とし、スタートの通算7アンダーからイーブンパーまで後退して予選通過圏外にはじき出された。

14番(パー3)のティショットを右に外したところで中断を告げるホーンが鳴り、ラウンドはそのまま翌日に持ち越された。仕切り直して、生き残りをかけた5ホールに臨む。(カリフォルニア州ペブルビーチ/亀山泰宏)