FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の初戦ドイツ戦(23日)で大金星をあげた日本代表のMF堂安律(24=フライブルク)が一夜明けた24日、自身に届いた反響の大きさを明かした。

1点ビハインドの後半26分に途中出場。同30分、起死回生の同点ゴールを奪い、チームに流れをもたらした。

2-1の劇的勝利につなげた活躍に、祝福のメッセージが鳴りやまなかった。

「うれしいことにたくさんメッセージをいただきました。『おめでとう』よりも、『勇気をくれてありがとう』とくれたのが印象的。そう感じてくれるのかとサプライズがあった」

強豪ドイツ相手に果敢に戦う姿は、日本中に勇気を与えた。「『明日から会社頑張ろうと思った』とか。サッカー選手ですけどエンターテイナーだと思っているので、その役割は日本の皆さんにお見せできたんじゃないかと思っています」と、周囲の反応がうれしかった。

「ゴールを決めるのはオレです」と試合前に宣言。メンタルが強く見られがちだが「メンタル強くないですよ、僕」と否定する。

「正しい言葉じゃないですけど、人よりも辛い経験、苦しい経験を乗り越えた自信がある。壁に当たった時に唯一の救いだったのが、勘違いする僕なので、W杯で俺が点を取ると思い込んでいた。ある意味恵まれた性格。この性格に感謝です」。

この日の朝食時には、すでに27日コスタリカ戦へ向けて、相手のシステムなどについて選手同士で話し合った。「まだ日本が歴史を変えられたわけではない」。経験に裏打ちされた“強い心”で次戦もゴールを目指す。(ドーハ=磯綾乃)