3回表、立大の山根がレフトへ3ランを放つ=神宮球場

★「山根は苦しい時に打ってくれる」(立大・溝口監督)

 明大が先勝して迎えた今カード第2戦。明大は入江大生(1年・作新学院)が初先発。対する立大は今季7試合で2勝1敗、防御率3.12の手塚周(2年・福島)が登板。今年初めて東京で気温30度以上の真夏日が観測された中、試合開始が告げられた。
先に仕掛けたのは立大。初回の先制機こそ逃したが、3回表に2死から2番・熊谷敬宥(4年・仙台育英)が四球で出塁すると、盗塁の後に3番・飯迫恵士(3年・神戸国際大附)のラッキーな内野安打で1、3塁。ここで相手バッテリーのミスで労せず1点を先制すると、四球を挟んだ後の2死1、2塁から5番・山根佑太(4年・浦和学院)が「来ると思っていた」と内角ストレートを完璧に捉え、レフトスタンドへ今季自身3本目となるアーチを叩き込んだ。
だが、2連勝以外では優勝の可能性がなくなる明大も追いすがる。直後のピンチをエース・齊藤大将(4年・桐蔭学園)が凌ぐと、4回裏に3番・逢澤崚介(3年・関西)がライトへ自身リーグ戦初本塁打となる2ラン。2点差として終盤の逆転に望みを繋げた。
しかし、突き放したのは立大だった。8回表、山根が「自分でも信じられない」と、この日2本目の本塁打。さらに手塚のタイムリーで2点を追加すると、続く9回にも相手のミスに乗じて計3点を奪って大きくリード。先発の手塚は8回まで力投を続けて4安打2失点で勝利に大きく貢献した。

8回2失点と力投した立大・手塚=神宮球場

これで明大は明日の3回戦の勝敗に関係なく3連覇の可能性が消滅。同時に法大の優勝もなくなった。立大は、明日も勝って明大から勝ち点を奪えば、第8週の慶大対早大戦で慶大が1敗した時点で35季ぶりの優勝が決まることになる。

8回表、6点目を奪って盛り上がる立大ベンチ&スタンド=神宮球場

☆明治大vs立教大2回戦
立教大 004 000 023=9
明治大 000 200 000=2
【明】●入江、齊藤、三輪、高橋—氷見、清水風、西野
【立】〇手塚、中川—藤野
本塁打:明治大・逢澤《4回2ラン》、立教大・山根《3回3ラン》、《8回ソロ》

◎立教大・溝口智成監督
「山根と手塚ですね。手塚は行けるところまでと思っていた。8回2失点は計算外。途中から変化球が低めに集まってヒットが出る感じもなくなった。打線は昨日2安打だけでどうしようかと思った中で打順を変えて臨んだ。山根がよく打ってくれましたね。苦しい時に打ってくれる。明日勝てば星勘定的には有利になる。やることをすべてやって早慶戦を待てればと思います。まずは目の前の明治さんから勝ち点を奪うことに集中したい」

◎立教大・山根佑太外野手(4年・浦和学院)
「(1本目の本塁打は)風も吹いていたので打った瞬間入ったと思った。(打ったのは)インコースのストレート。1打席目でそのボールに詰まっていたので、また投げて来るだろうと思い切って張りました。(2本目の本塁打は)次の1点が試合の流れでも大事だった。ホームランを打とうとは思ってなかったんですけど、塁に出ようと思って行ったのがホームランになった。(明日の3回戦へ向けて)僕が入学してから明治から勝ち点を取っていないので、まずは勝ち点を取って、その結果優勝できたらいい」