5回裏無死満塁から法大4番・中山が勝ち越しのタイムリーを放つ

★5回に4番・中山が勝ち越し打
☆東京大vs法政大1回戦
東京大 010 000 001=2
法政大 001 020 00×=3
【東】濵﨑、山下大、宮台-森田
【法】長谷川、熊谷-中村浩

 すでに39季連続の最下位が決まった東大と、他力ながら優勝の可能性を残す法大の対戦。最終カードで今季初勝利を狙う東大は、今季8試合目の登板となる濵﨑貴介(2年・鶴丸)が先発。対する法大は、今季2勝0敗、防御率2.83と好調の“サブマリン”長谷川裕也(4年・聖望学園)が自身3連勝をかけてマウンドに上った。

法大の先発・長谷川が7回1失点で今季3勝目を挙げる

先制したのは東大。2回表に森田穣(4年・学芸大附)がレフト前タイムリー。しかし、法大もすぐさま反撃。3回裏に1死満塁として2番・原田寛樹(3年・春日部共栄)の押し出し四球で同点に追いつくと、5回裏には東大の2番手・山下大志(2年・豊田西)から1番・相馬優人(2年・健大高崎)がヒットで出塁し、四球と相手エラーで無死満塁として、4番・中山翔太(3年・履正社)が「絶対に初球が外角に来る」との狙い打ちの勝ち越しのタイムリー。さらに福田光輝(2年・大阪桐蔭)の内野ゴロの間に3点目を奪ってリードを広げた。
先発の長谷川は、毎回のように走者を背負ったが、2回以外は後続を断ち切って7回6安打無四球の内容で1失点に抑える好投。打線はその後の追加点のチャンスを活かすことができなかったが、8回から2番手でマウンドに上った熊谷拓也(4年・平塚学園)が9回の満塁のピンチを1失点で切り抜け、逃げ切り勝ちを収めた。

5回途中からリリーフ登板した東大・宮台

東大は、5回途中から3番手としてドラフト1位候補左腕・宮台康平(4年・湘南)がリリーフ登板し、ピンチを背負いながらも無失点で凌ぐと、土壇場の9回に1死満塁からワイルドピッチで1点差。尚も1死2、3塁、そして1死満塁の絶好機を迎えたが、代打・竹中良太(3年・修道)がショートゴロ、最後は宮台が空振り三振に倒れてゲームセット。悔しさの残る敗戦となった。

◎法政大・青木久典監督
「難しい試合になってしまいました。長谷川は良いピッチングをしてくれたと思います。要所要所でいいボールを投げて、いい仕事をしてくれた。熊谷はいい時もあれば悪い時もありますけど、最後はよく抑えてくれた。(打線では)ちょっと森がブレーキだった。振りに硬さが見えましたね。こんなところで硬くなっている場合ではない。これで力が抜けたでしょう」
◎法政大・熊谷拓也(4年・平塚学園)
「8回は良かったですが、9回にちょっとリズムが悪くなってしまった。でも最後は冷静になって一人一人を打ち取ることができた。マウンド上で精神面は保つことができた。(優勝の可能性が残るが)優勝と言っても他力本願なので、僕らは東大戦の2戦にしっかりと勝ち切ること。やることをしっかりとやって、後は結果を待つだけです」