「体操・NHK杯」(14日、東京体育館)

 世界選手権(10、11月・英リバプール)の代表選考会を兼ねて行われ、全日本2位の宮田笙子(17)=鯖江体操スクール=が全日本を含めた合計得点160・029点で逆転初優勝を飾った。高校生でのNHK杯優勝は2015年の杉原愛子(梅花高)以来7年ぶり。全日本女王の笠原有彩(17)=レジックスポーツ=が2位、全日本3位の山田千遥(19)=朝日生命=が3位となり、上位3人が世界選手権代表に内定した。

 誰が勝っても初優勝。次なる女子のエースを決める一戦は、パワフルな演技が光る17歳の宮田が制した。同じ17歳で9年ぶりに高校生で全日本を制した笠原を0・733点差で追う形で迎えたNHK杯。2種目目で全日本で予選・決勝とも落下した鬼門の段違い平行棒をミスなく乗り越えると、3種目目の平均台で逆転に成功。最後の床は力強い演技で締めくくり、頂点に立った。

 試合後の場内インタビューでは「全日本の予選、決勝でミスがあった中で、NHK杯で思い切って演技できたのがすごくうれしいです。ここまできたら代表に入ることが目標だった。3人で入れてうれしい。世界選手権に自信をもって臨めるようにもっていきたい」と、笑顔で語った。

 長年大黒柱として代表をけん引してきた村上茉愛が昨季限りで引退。4月の全日本ではロンドン、リオデジャネイロ五輪代表の寺本明日香と、東京五輪の主力だった畠田瞳が引退と、世代交代が一気に進んだ日本女子。宮田が次代のエースに名乗りをあげた。