ボクシングの真正ジムが15日、神戸市中央区の湊川神社で新年恒例の必勝祈願を選手、スタッフで行った。山下正人会長(59)は今年最初の興行を3月6日に神戸市立中央体育館で開催することを発表。メインイベントは元WBO世界ミニマム級王者の山中竜也(26)=真正=が須藤大介(26)=三迫=を相手に、3年8カ月ぶりの現役復帰戦となるライトフライ級6回戦を行う。

 山中は2018年7月の2度目の防衛戦で判定負けして王座陥落。試合後に硬膜下血腫と診断されたことにより、日本ボクシングコミッション(JBC)の頭蓋内出血が認められた選手のライセンスは自動失効するというルールに従い、現役を引退した。その後は大阪・北新地でおにぎり店の店長を務めているが、ボクシングへの思いを断ち切れずにいた。

 昨年12月にJBCが新たな規定を告示。頭蓋内出血が認められた選手においても、再発の可能性が健常者と変わらないと判断された場合、一定の条件を満たせば、ライセンスの再発行を認めることになった。山中にはこの新ルールが適用される。

 今後、試合まで2度のMRI検査を受ける。そこで問題がないと診断されればライセンスを再び取得できる。復帰戦の相手も決まり「約4年ぶりの試合で緊張しますけど、油断せずしっかり勝ちたい。前回(の現役時)を超えるようなボクシングをしたい」と話した。ライトフライ級での2階級制覇を目標に置いており、山下会長は「ここを勝って世界ランクに復帰して、一試合でも早く世界挑戦できるように努力していきたい」と今後の展望を語った。