日本山岳・スポーツクライミング協会は15日、2021年シーズン表彰式を都内で開催し、東京五輪の女子複合で銅メダルに輝いた野口啓代(あきよ)さん=TEAM au=が優秀選手賞に選ばれた。五輪後に現役を引退し、「昨年は五輪という大舞台があり、競技人生最後の大会を終えた。目標の金メダルには届かなかったけど、銅メダルを獲得して多くの方に喜んでいただいて、すごくうれしかった。セカンドキャリアに向かうにあたってすごくいい最後になりました」と笑顔でコメントした。

 野口さんは引退後の昨年12月25日のクリスマスに東京五輪の男子複合4位入賞の楢崎智亜との結婚を発表した。この日は結婚後初の公の場となり「自分では大きな変化はなかったのですが、周りの皆さんにお祝いの言葉をいただいて、やっぱり大きいことなんだと思いました」と照れ笑い。楢崎智は24年パリ五輪を目指してトレーニングに励む。野口さんは「私にとって今年は競技がない年の始まり。彼は大会もあるし、新たな目標にも向かっていると思うので、それぞれ違う環境だけど、頑張っていきたい」と語った。

 茨城・龍ケ崎市の実家で新年を迎えた。現在は実家にあるボルダリング、スピード、リードの壁を「これまで通りではないけど、お仕事がない日や登りたい時に登っていますね」という。今後は競技の普及や後生の育成に尽力していく意向で「セカンドキャリア1年目なので、いろいろなことを勉強してキャリアの土台をつくれたらいいな。スポーツクライミングを有名に、人気にしていきたいです」と抱負を掲げた。