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保坂典子のAmerican Cheer Life Vol.8

ハドルウェブ読者の皆様こんにちは!

あっという間に2017年も4月。日本では沢山の事が始まる季節ですね。新生活を始めてワクワクしてらっしゃる方も多いのはないのでしょうか?

NFLチアリーダーにとって4月は、とても重要な月になります。

新人、ベテランを問わず、必ずクリアしなければならない、年に一回のオーディションがこの4月に行われるからです。

今年も日本から挑戦するチアリーダーの方が何人かいらっしゃるようなので、是非とも頑張ってもらいたいものです。

今回はNFLチアリーダーのメイクアップのポイントについてお話したいと思います。

NFLチアリーダーとメイクアップは切っても切れない関係にあります。私が所属していた当時のレッドスキンズ・チアリーダーのルールブックには『普段から最低限のお化粧はするように』と明記されていました。NFLチアリーダーにとってメイクアップは普段からチームのアンバサダーとしてのイメージ作りを心がける姿勢の表れとも言っていいでしょう。

もちろん普段からフィールドやステージに立つ時のような舞台メイクをしなければならない訳ではありません。健康で活力がある印象を作るため、『少しのチークとマスカラは普段からなるべくするように』と、最初のミーティングで聞いたのを覚えています。

NFLチアリーダーのメイクアップは、日本人にとっては濃い印象があるかもしれません。初めてアメリカでオーディションを受けた頃、バッチリメイクをして自分でも『濃すぎるかな?』と思いながら会場に着いたものの、もともと彫りの深い米国人の中に入ってしまうと、なんとも薄くてもっと重ねないと『自分の顔が印象に残らない』と思った記憶があります。周囲の米国人と比べると、実際は自分が一番年長に近い年齢であろうにもかかわらず、顔は一番子供に見えてしまう(苦笑)。。。『NFLチアリーダーになるためには、日本流のメイクではダメだ!』と、割り切ってNFLチアリーダーのメイクアップ術を身につけようと努力しました。

試行錯誤する中で気付いたアメリカと日本でのメイクアップの違いがいくつかありました。

1・ファンデーションは自分の肌より1、2トーン濃い色のものを使用する。

美白神話の強い日本では明るく、肌が白い印象になるものを使用する方がほとんどだと思います。しかし、小麦色の肌が素敵とされるアメリカでは自分の肌色よりも濃いものを選ぶのがスタンダードです。

2・アイラインはかなり太目に、アイシャドウでグラデーションし、キャットアイに

日本ではアイラインを太く入れたり、目尻のアイラインを跳ねさせて長く引いたりすると、厚化粧という印象を持たれると思います。しかし、アメリカではこの『キャットアイ』が大人気です。どのチームでもメイク講座がありますが、私が所属していた2チームともキャットアイメイクを指導されました。日本ではどちらかというと可愛らしさが強調されますが、自立したセクシーな女性が素敵とされているアメリカ人女性ならではの美的センスだと思います。

3・陰影をつける

頬骨が高いことが美しいとされるアメリカでは、そこを強調するようにハイライトやブロンザーを駆使します。ファンデーションの色も3色を使い分け、立体感のある顔を作ることを目指します。

4・眉に立体感を

日本人と比べ元々の眉毛の量が多い人が多いですが、アメリカには眉毛の形を整えてくれるお店も多いです。形を整えた上で、眉がふっくら立体感があるように見えるように眉毛用のマスカラを使用する人も多くいます。

5・普段はヌード系、舞台では真紅

日本でもアイメイクなどとのバランスでリップカラーを調整すると思いますが、比較的に普段のお洒落をする時などではヌード系を好む人が多いと思います。ただし華やかにしたい時は日本よりも大胆に真紅を使い慣れている女性が多いと思います。

普段あまりお化粧をせずに練習にくる子でも、決める時はバッチリしてきて『おお!セクシー!!』と言わずにはいられないこともしばしば。私の主観ですが、可愛く見えるよりも、自立しているセクシーな女性をイメージしてお化粧をしていることがこちらでは多いと思います。

メイクアップの方向性一つをとってみても国が変われば趣向が変るのは興味深いです。

花粉症で大変な方も多いと思いますが、今日もスマイルで!