J1北海道コンサドーレ札幌は25日、本拠最終戦の柏戦(27日、札幌ド)に向けて宮の沢で練習した。今季限りでの契約満了と本拠最終戦後の母国イングランドへの帰国が同日発表されたFWジェイ(39)は「チームとして勝てば喜んで帰れる。その後は家族と楽しい時間を過ごしたい。(現役は)引退するつもり」と引退も示唆。日本で最長となる5季を過ごした札幌で、選手としての雄姿を見せる。

 4年半過ごした宮の沢での最後の練習。柏戦翌日28日から帰国するジェイは、成長著しい若手らとピッチを駆けた。チーム6戦ぶり勝利が懸かる最後の本拠戦は現役ラストマッチとなり得る。「数字は気にしないけどゴールを狙うモチベーションはもちろんある」と、4月の仙台戦(2〇1)決勝点以来の今季2点目、J1通算50得点にも意欲を見せた。

 英プレミアL含め5か国12クラブを渡り歩く元イングランド代表は、磐田(当時J2)加入の15年に来日。札幌には17年7月より加入し、強さ、高さ、うまさで最前線に君臨した。その17年は途中加入から14戦出場で10得点。「J1残留に貢献できて一番楽しかったかな。チームも自信を得て18年に史上最高4位まで上がれた」と思い出に挙げた。我の強さが目立った男も、晩年の札幌では若手らに目をかけてきた。「経験を伝えるのも大事な使命。(高嶺)朋樹、金子、(田中)駿汰。期待の若手が多くいる。英国から試合もチェックして応援したい」と、タイトル奪取への心残りは、後輩たちに託すつもりだ。

 直近2年はコロナ禍もあり、家族と離れて暮らす時間が続いた。「長いキャリアを経て、家族との時間を犠牲にする必要ももうないだろう。5年間で色々な思い出がある。札幌が好きだったから、ここまで居られた」と感謝した背番号48。ラストマッチは、最高の結果で締めくくる。