23日に行われた「Top of the Top 2021」(葛飾区東金町運動場スポーツクライミングセンター=東京都)のボルダリング決勝は、女子は森秋彩が、男子は井上佑二が大会初優勝を飾った。競技終了後、森、井上、川又玲瑛の3人が囲み取材に応じた。以下、各選手のコメント一覧。


森秋彩(女子優勝)
「(第1課題から一撃が続いたが)以前は本来オンサイトできるはずの課題でアテンプトがかかってしまい順位を落とした経験があったので、そこは克服できて良かったし、いい流れでメンタル的にもポジティブになれたので、その時の気持ちは今後も生かせるようにしたい。体全体の強さや海外選手などとの筋力差が明らかなので、今後は登る以外の筋力トレーニングや跳んだり走ったりという苦手を中心に打ち込んでいきたい。(久々の有観客となったが)観客のみなさんが観てくれていると思うだけでモチベーションも集中力も上がるし、期待に応えたいとも思うので、今回このような登りができたのは観客の方々がいてくれたおかげだと感謝している。今後の目標はパリ五輪に出場すること。それに向けて一個一個の大会でしっかり結果を残して、今回の学びを交えながら練習に日々励んでいきたい」


井上祐二(男子優勝)
「こういう大きな大会で優勝するのは初めてで自分でもびっくりしているが、今はすごくうれしい気持ちでいっぱい。2課題目を登れずに優勝争いから外れたと思っていたが、自分が得意としている緩傾斜の3課題目をモノにできたのが良かった。今回有観客で開催されたのは自分にとってプラスだった。観客が盛り上げてくれるほうが自分は調子が上がると思っている。目標は日本代表に入って世界大会で活躍すること。(パリ五輪は目指すか)遠い目標でぼんやりしすぎているが、ボルダリングもリードも自分の中では意識して練習しているので、その結果パリ五輪に繋がる可能性はあると思う。パリ五輪のためにクライミングをやっているというよりは、目の前の大会に向けて一つ一つ頑張っている感じ」


川又玲瑛(男子4位)
「代表選手だけの出場でレベルの高い大会だったが、その中でも実力をしっかり出せて自分の位置を確認できた。(今年は世界ユースで表彰台に上がるなど好調だが)自分の弱さを常に分析してどこが足りないのか1日中ずっと考えている。今年のボルダリングジャパンカップですごく調整していたのに決勝進出できずW杯に行くことができなかったので、それが自分を見つめ直すきっかけになった。自分の登りを動画で撮って確認したり、気持ちの面でも『こういう時は焦らないで』といったように常に大会を想定して練習するようにしていた。パリ五輪を目指しているので、ボルダリングと並行してリードもしっかり練習してもっと強くなりたいと思っている」

CREDITS

取材・文

編集部 /

写真

窪田亮

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