◆全日本バレーボール高校選手権・富山県予選女子決勝 富山第一3-1高岡商(23日、富山県総合体育センター)

 女子決勝戦は、富山第一が3-1で高岡商を下し、9年連続14度目の全国切符を勝ち取った。持ち味の高速コンビバレーを発揮し、第2セットまでは速攻や時間差、移動攻撃で圧倒。第4セット終盤は、強打で連続11得点を上げて勝ちきった。宮本雅也監督は「エースが怪我をして苦しいことは事実。2年生が多く、安定性は欠けるが、よく頑張ってくれました」とねぎらった。

 今大会から正セッターに抜擢されたのが、急成長中の2年生、栗山佳菜だ。指揮官は「トスの質がいい。大会直前だったが、思い切って替えました」と決断し、今月からスタメン入り。コート上では仲間にサインで伝え、正確なトスワークでチームを支えた。「決勝でも緊張していて、身体がフワフワしていたが、3年生が声をかけてくれました」。サービスエースも2本を決めてチームを勢いづけた。

 春高出場とコンビバレーに憧れて同校に進学した。栗山は「富山第一はレシーブが精密で、セッターがめっちゃ上手。何をしてくるか、わからなかった」と印象を話す。入学後は数多くの攻撃パターンを覚え、ダッシュと体幹トレ、スパイクなどを組み合わせた厳しいサーキットトレーニングにも取り組んできた。「今日みたいに試合が長くなっても、体力が持つし、足も動く」と手応えをつかむ。

 全国大会での目標はベスト8入りだ。「攻撃の種類はすべて覚えました。しっかり練習して、コンビバレーを発揮させたいです」と栗山。期待の2年生セッターがチームを勝利に導く。(中田 康博)