欧州トップリーグのクラブでも、世界的なブランド力の向上を目指すことはいつでも重要だ。特定地域の選手を擁することは、その助けとなり得る。

 英公共放送『BBC』は10月15日、久保建英が所属するマジョルカを特集した記事を掲載。共同オーナーのひとりである会長のアンディ・コールバーグのインタビューなどを紹介した。

 久保とイ・ガンインという“日韓の至宝”に加え、アメリカ代表のマシュー・ホッペらを獲得した今季のマジョルカは国際色豊かだ。BBCは「世界的な注目を集めるのに役立ったのは、日本の有望株タケフサ・クボの加入だ」と伝えている。

「2019-20シーズンもマジョルカで過ごした彼は、レアル・マドリーからのレンタルで戻ってきた。リーガも意欲的で、試合をプロモートし、キックオフ時間を日本の視聴者に合ったものにするなど助けている。

 マジョルカは日本の視聴者向けに独自のコンテンツを制作し、グッズも入手しやすい。9月はバルセロナとマドリーに続き、リーグで3番目にYouTubeでの視聴が多かった。この夏は国際的な魅力を持つ20歳のコンビ、ホッペとイ・ガンインも獲得している」

 ただ、コールバーグ会長は、ビジネス目的よりもチーム強化があくまで最優先だと強調した。「まずはサッカー面で決断する。適切な選手で適切な価格か、正しくフィットできるかだ」と述べている。

「それがもっとも重要な決定だ。利益を得ることができ、日本でタケ、韓国でガンイン、アメリカでホッペとできたことに似たことをやれたとしたら、それはさらなる楽しみとなるものであり、主な原動力ではない。決めるうえで副次的な要因なのは確かだ。だが、彼らが正しくフィットできるのか、我々が求めている選手なのかについて、主に決めるのはサッカーの人間だ」

 2016年のクラブ買収以降、一度はセグンダB(3部)にも降格したマジョルカ。一昨季に続いてラ・リーガに戻ってきた彼らは、若い国際的な選手たちとともに、さらなる飛躍を遂げられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【PHOTO】2021年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!