第101回全国高校ラグビーフットボール大会の佐賀県大会が17日、開幕する。今大会から早稲田佐賀(唐津市)が参加し、開幕初日に鳥栖工を相手に公式戦デビューする。

 今春に創部。監督には、山下昂大氏(31)が就任した。高校時代は強豪・東福岡(福岡市)でプレーし、2008年の全国高校ラグビー大会で初優勝した時の主将だった。その後早稲田大学やトップリーグでも活躍した。

 部員はマネジャー1人を含めて16人で、1年生が中心。経験者は数人で、初心者が多い。フッカーの則本かい選手(1年)は、19年のラグビーW杯でオールブラックス(ニュージーランド代表)が試合前に披露する「ハカ」を見てあこがれ、高校入学後にラグビーを始めたという。「1年目は準備の年と割り切っている。2年後には鳥栖工、佐賀工に勝ちたい」と練習に打ち込む。

 ラグビー部発足当初は、新型コロナウイルス感染症拡大の「第4波」に国内が見舞われていた時期で、部活動が中止となったり、部員がそろわなかったりして満足のいく練習をなかなかできなかったという。それでも夏合宿で試合の経験も積み、先月13日には、市内に同校専用の天然芝グラウンドが整備され、恵まれた環境も得た。

 山下監督は、部員が少ないのでけがをしないよう最大限の注意を払っているという。その上で、「テーマを与え、意図のあるプレーを意識させて練習している」と話し、「日々の積み重ねで、何かを得てほしい」と語った。

 公式戦デビューとなる鳥栖工戦を前に、則本選手は「(相手は)自分たちよりも格上。チーム全体で声をかけあって全力でぶつかっていく」と意気込む。

 鳥栖工と早稲田佐賀の試合は17日午後2時半、佐賀工グラウンドでキックオフ。この勝者が23日、佐賀市のSAGAサンライズパーク球技場で佐賀工と決勝を戦う。優勝校は、12月に東大阪市の花園ラグビー場で開幕予定の全国大会に出場する。(大村久)