◆関西大学ラグビー 第4日 近大24―10同大(9日、布引)

 第2節2試合が行われ、昨季8位の近大が同2位の同大に逆転勝ちし、2連勝とした。開幕節で昨季の大学日本一、リーグ5連覇中の天理大を破るなど番狂わせ連発。台風の目となっている。京産大は4月に就任したOBで元日本代表SO広瀬佳司新監督(48)の下、立命大に逆転勝ちし、リーグ初陣を飾った。

 ノーサイドの笛とともに近大フィフティーンは「よっしゃー!」と雄たけびを上げた。9月19日の初戦で天理大を倒した勢いそのまま、同大に6季ぶりの勝利。センター福山竜斗主将(4年)=天理=は「苦しくてもフォワード、バックスで助け合おうと言い合っていた」と充実感に満ちていた。

 耐えて耐えて、勝利をつかんだ。10―10の後半10分過ぎから約20分もの間、自陣にくぎ付けにされた。ゴール前に迫られながらも体を張ったタックルや素早い集散で対抗。ピンチを切り抜けると33分、敵陣ゴール前へハイパントを上げ、ウィング植田和磨(1年)=報徳学園=が「ドンピシャで来た」とナイスキャッチで勝ち越しトライを決めた。終了間際にはFB河井優(4年)=日本航空石川=がダメ押しトライを奪い、勝ち切った。

 中島茂総監督(74)は「天理大戦の勝利が随分自信になったよう」と手応え。近年はディフェンスが安定せず、ここ2年のリーグ戦10試合で計360失点を喫した。今季はフィジカル強化と基本プレーを徹底。昨季上位2校をいずれも1トライに抑える安定ぶりだ。指揮官は「勝利に対する執着心に尽きる」と明言した。

 試合後にも「次やで」と選手間に慢心なし。飽くなき向上心で“近大旋風”を拡大し、初のリーグ優勝へと突き進む。(南 樹広)