リーグ・アン第8節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsモンペリエが25日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが2-0で勝利した。 直近2試合をイカルディ、アクラフ・ハキミの後半アディショナルタイムのゴールで勝ち切り、開幕7戦全勝…

リーグ・アン第8節、パリ・サンジェルマン(PSG)vsモンペリエが25日にパルク・デ・プランスで行われ、ホームのPSGが2-0で勝利した。

直近2試合をイカルディ、アクラフ・ハキミの後半アディショナルタイムのゴールで勝ち切り、開幕7戦全勝のPSG。28日にチャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティ戦を控える中、直近のメス戦からは先発5人を変更。中盤をエレーラ、パレデス、グイエに入れ替えた他、ムバッペとネイマールの相棒にディ・マリアを起用した。なお、ヒザに問題を抱えるメッシはベンチ外となった。

守備に問題を抱えるモンペリエに対して、ホームのPSGはキックオフ直後からゴールの匂いを強く感じさせる分厚い攻撃を仕掛けていく。開始4分には左サイドでフリーとなったネイマールがボックス内に持ち込んで左足のループシュートを狙うが、これは惜しくもクロスバーの上を越えた。

それでも、相手を押し込み続けるホームチームは14分、ボックス中央でボールをキープしたディ・マリアからの丁寧なマイナスの落としに反応したグイエが冷静にDFを外して左足を一閃。強烈なミドルシュートをゴールネットへ突き刺した。

幸先よく先制に成功したPSGはここからややプレー強度を落として省エネモードの戦い方にシフト。これにより、モンペリエの反撃を許し始めると、18分にはサヴァニエに直接FKから際どいシュートを浴びるが、ここはGKケイロル・ナバスが冷静にはじき出す。

その後、前半終盤にかけて再び攻撃のギアを上げたPSGは、42分にエレーラのクロスバー直撃のシュート、前半終了間際にはボックス内でネイマールに絶好機が訪れるが、ここはGKオムリンの好守に阻まれた。

シティとのビッグマッチを考えれば、早い段階で勝負を決めて主力を下げたいPSGだが、いつでも仕留められそうな展開がそうさせてしまったのか、前半序盤のように相手を圧倒する攻めを見せられない。

より前がかる相手の背後をネイマールやムバッペが突いて決定機まで持ち込むが、一発を狙い過ぎる攻撃は相手の懸命な守備にことごとく阻まれて2点目が遠い。

逆に、リーグ2位の攻撃力を誇るモンペリエに度々反撃の機会を与えると、61分にはマヴィディディの強烈なミドルシュート、73分にはモレの左クロスをゴール前のジェルマンに頭で合わせられるなど、GKケイロル・ナバスに仕事の場面が訪れる。

結局、最少得点差で試合終盤を迎えることになったPSGは、88分にムバッペとディ・マリアを下げてイカルディ、ドラクスラーを同時投入すると、この交代策が決定的な2点目をもたらす。

89分、相手陣内中央でボールを持ったネイマールがボックス右でフリーのドラクスラーにラストパスを通すと、ドラクスラーは冷静沈着なフィニッシュでGKの股間を抜く右足のシュートを流し込み、ここまでの再三の決定機逸がまるで嘘かのようにファーストプレーでゴールを決め切った。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ムバッペやネイマールらの決定機逸は気がかりも、グイエとドラクスラーの2ゴールで勝ち切ったPSGがリーグ・アン開幕8連勝を達成。週明けのシティ戦に向けて弾みを付けている。