◆ 関東大学ラグビー 開幕節 明大52―3青学大(12日、東京・明大グラウンド)

 対抗戦3試合が行われ、3連覇と3年ぶりの大学日本一を目指す明大が、青学大に52―3で快勝し、白星発進した。前半終わりに明大のFW1人が、密集でのプレー中に青学大選手の顔面を殴打し、一発レッドで退場。だが、大ピンチに陥るどころか、計8トライ中、14人で7つを奪った。3季ぶりの対抗戦制覇を狙う早大は立大に70―0の完封勝ちし、帝京大は筑波大に17―7で辛勝した。

 明大は1人減っても強かった。前半36分、7―3の場面だ。フランカーの住吉一晟(2年)が密集の中で倒れていた青学大選手の顔を殴って一発レッドの退場処分。攻めあぐねていた場面で1人欠く事態となったが、主将のSH飯沼蓮(4年)が「その分多く走ればいい」とハッパをかけると、チームの士気が急上昇。春先から磨いてきたスタミナと馬力で、青学大から14人で計7トライを奪い、圧勝した。

 15人で戦った前半の序盤は苦戦。青学大にPGで先制点を許し、後半29分にようやくNO8福田陸人(4年)がポスト正面にトライし初得点。トップリーグ・リコーの前監督で、6月に就任したばかりの神鳥裕之監督(46)は初陣を白星で決めたが、退場者を出したことに「ありえない」と深いため息。開幕戦の出来も、「トライを奪われなかったことだけが成果。まだまだ」と顔をしかめ、「成熟したチームにしないと。これからきつく指導する」と話した。(小河原 俊哉)