公益社団法人日本ホッケー協会(会長:中曽根弘文)は11日、オンラインで記者会見を開き、2004年のアテネ大会から5大会連続で五輪に出場する女子日本代表さくらジャパンのチャビ・アルナウヘッドコーチ(HC)、真野由佳梨主将、永井友理副将(ともにソニーHC BRAVIA Ladies)、浅井悠由副将(コカ·コーラレッドスパークス)が東京大会への意気込みを語った。

 記者会見の冒頭で中曽根会長は海外遠征が中止になり、対外試合ができていないことへの不安を口にしつつ、「残っている課題をすこしでも詰めてメダルを獲得したい」とあいさつ。つづいて中村真理女子強化副本部長が「選手たちが最高のコンディションでピッチに立てるようサポートしたい」とコメントした。

 前任のアンソニー・ファリー氏に変わり、2020年12月にヘッドコーチに就任したスペイン人のチャビHCは7月25日に迎える中国代表との初戦の重要性を強調し、「今回の合宿で戦術的な細かい部分を詰めていきたい。フィジカル的な部分の準備を忘れずに初戦にピークを持っていけるように準備したい。戦術理解も深めていきたい」と語った。また、「主将や副将は選手たちの意見を聞いて選んだ」と述べ、GK1名、DF6名、MF4名、FW5名という選手構成については「バランスを考えた。けが人が出てもほかのポジションの選手がカバーできるように複数のポジションでプレーできる選手を選考した」とその理由を語った。

 主将に任命された真野由佳梨は落ち着いた面持ちで、「ヘッドコーチとコミュニケーションを取り、主将として誰よりも強い気持ちを持って戦いたい。初戦の中国戦に勝つために守備から攻撃につなげ、すべてを出し切りたい」と固い決意を述べた。理想のキャプテンとして元サッカー日本代表主将の長谷部誠をあげ、「自分の芯を持っていると感じる」とコメントしつつも、「私は私。チームに対して全力で向きあいたい」と主将としての抱負を語った。

 真野主将と所属チームが同じ永井友理副将は「五輪で結果を出してホッケーをメジャーにするという強い気持ちをもってやっていきたい。自分はキャップ数がチームで一番多く(179キャップ)、代表経験も約13年。若い選手が力を出せるようにしたい。真野主将を支える存在となり、自分が得点しなきゃ勝てないくらいの気持ちでやりたい」と力強く語った。

 リラックスした表情で会見に臨んだ浅井悠由副将は「(チャビHCは)守備意識の比重が高い。相手のFWに点を決めさせないように、自分の前の選手のボールは全部取るという気持ちでやりたい」と守備の重要性に触れた。また同級生でコカ·コーラレッドスパークスのチームメイトでもある河村元美が怪我により東京五輪出場が叶わなかったことについて「ともに五輪に出場することを目指してきたので残念な気持ちがあるが、彼女の分までがんばるのが私の使命。1つでも多くいいプレーを吸収し、所属クラブに持ち帰りたい」と決意を述べた。