東京五輪の女子ホッケー代表にこのほど、南都銀行(奈良市)のホッケー部に所属する2人のフォワード(FW)が選ばれた。福井県出身の野村香奈さん(31)と佐賀県出身の鳥山麻衣さん(26)。8日に記者会見が開かれ、ともに初選出の喜びを語った。

 野村さんは2016年リオデジャネイロ大会ではバックアップメンバー。あと一歩で代表に入れず、悔しい思いをした。「一つでも武器を磨こうと思いました。得点力がついてきたことで選ばれたと思います」。19年9月には母を病気で亡くした。「一番応援してくれた母に、まずは代表になれたことで恩返しができたと思います」。声を震わせ、そう話した。

 鳥山さんは「周りの方の『おめでとう』という言葉で実感がわいてきました。必ず得点をして、チームにいい流れをもってきます」と語った。

 女子ホッケーは東京で7月24日に始まる。今年2月の世界ランキングで13位の日本は、予選リーグB組で格上の5チームと対戦。5大会連続5度目の出場で、過去の順位は最高で8位だ。それでも鳥山さんは「金メダルをとって、日本中に明るいニュースを届けたい」と力強く言った。(篠原大輔)