<東京6大学野球:明大3-1法大>◇第5週第1日◇8日◇神宮

法大はエースの孤軍奮闘だった。

明大・竹田の前に打線が5安打と沈黙。チーム初安打は3回先頭、三浦銀二投手(4年=福岡大大濠)の中前打だった。2本目も三浦。2点目を失った直後の5回には、2死から左中間へソロを放り込んだ。自身リーグ戦初アーチ。「たまたま当たりました。狙ったわけではありません。初めてだったんで、いい気分で1周、回りました」。笑顔でホームを踏んだが、本職では表情を曇らせた。

立ち上がりから逆球が目立った。3回には2死走者なしから四球を出し、走られた後に先制打を打たれた。5回は宗山への初球真っすぐが甘く入り、追加点を許すソロ。直後に自らのソロで追い上げたが、6回にも1点を失い、この回で降板した。

不動のエースとして、開幕から3カード連続1回戦に先発し、全て完投していた。今季初めて途中降板。加藤重雄監督(65)は「調子のこともあるし、そこまで2安打していたけど、野手に奮起を促す意味でも」と説明した。2点を追う展開で仕掛けたが、結局、得点は三浦のソロによる1点のみだった。

三浦は「打たれた球は逆球。自分のせいで迷惑をかけました」と硬い表情を崩さなかった。調子が悪かった理由については「暑さなど、いろいろあると思います。フォーム的には、開きが少し早いと感じました」。通常は振りかぶって投げるが、6回は走者がいなくてもセットポジションから投げた。それでも制球が定まらず、修正しきれなかった。

チームは7試合を終え、2勝にとどまる。「残り3試合。全部勝つ勢いで、秋につながる戦いをしていきたい」。主将でもあるエースは、決意をにじませた。