◆新日本プロレス「レスリングどんたく2021」大会 ▽IWGP世界ヘビー級選手権試合60分1本勝負 〇ウィル・オスプレイ(44分53秒 ストームブレイカー→片エビ固め)鷹木信悟●(4日、福岡・福岡国際センター、観衆2367人)

 メインイベントのIWGP世界ヘビー級選手権試合でウィル・オスプレイ(27)が鷹木信悟(38)を44分53秒の激闘の末に下し、初防衛を飾った。

 2019年のベスト・オブ・スーパージュニア決勝以来、過去3回のシングル対決で2勝1敗と勝ち越しているオスプレイは「ウォー!」と叫びながら肉弾戦を挑んでくる鷹木に、雪崩式スパニッシュフライ、シューティングスタープレスなどスピード抜群の攻めで対抗する。

 鷹木の豪快なラリアットで場外にたたき落とされると、場外乱闘に発展。鉄柵、エプロンと共に相手の体を叩きつけ合った両雄。場外にセットした長机にメイド・イン・ジャパンで叩きつけられ、グロッギー状態となる場面もあったオスプレイだったが、場外カウント19で場内へカムバック。

 鷹木式GTR、掟破りのオスカッター、パンピングボンバーと畳みかけられたが、最後は元兄貴分・オカダ・カズチカ(33)の必殺技・レインメーカーまで披露。正面からのヒドゥン・ブレイドで鷹木の頭部を打ち抜くと、ストームブレイカーで3カウントを奪った。

 リング上でマイクを持ったオスプレイは「タカギ、ありがとう。俺のIWGP世界ヘビー級王座初防衛戦の踏み台になってくれたことに感謝している」と鷹木に一言。「俺が(1・4東京ドームの)『WRESTLE KINGDOM』でオカダに負けた時、『これで、もうユナイテッド・エンパイアは終わりだ』と、みんなが言った。でも、今の俺たちを見ろよ。かなり強いだろ?」と観衆に問いかけると、「おまえらファンやオカダが納得いかなくても、IWGP世界ヘビー級王者はこの俺だ。俺がこのベルトを巻くことは始めから運命で決まっていた。俺にとって価値があるのはユナイテッド・エンパイアのメンバーと、このIWGP世界ヘビー級ベルトだけだ。(5月29日の)『WRESTLE GRAND SLAM in TOKYO DOME』のメインイベントでオカダを倒し、雪辱を果たす!」と絶叫した。

 次なる標的を29日の東京ドーム大会でIWGP世界ヘビーのベルトをかけて戦うことになったオカダに定めた最強王者。1月4日の東京ドーム大会で敗れている難敵との決戦に向け、バックステージでも「この団体は俺なしでは回らない。もう一度言うが、俺はこの団体の未来だ」と豪語すると、「次(の防衛戦)は東京ドームだな。オカダ、おまえもしっかり休んで、コンディションはいいはずだ。おまえがニュージャパンの顔だった時代はもう過去のものだ。今は俺たちユナイテッド・エンパイアが中心に立っている。俺はその時、その時の最強の相手と闘いたい。俺はウィル・オスプレイ、俺はレベルが違う!」と汗まみれの顔できっぱり。

 自身を英国から日本に呼び寄せた元兄貴分・オカダを撃破してのV2を誓っていた。